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古典芸能

師走になるとなぜか観たくなる文楽。「一谷嫩軍記」を観劇

投稿日:2019年12月21日 更新日:

久しぶりに文楽を観てきました。

ここしばらく古典芸能を観る機会がなかったんですが、まあ、師走ということで行ってまいりましたよ〜!(←意味不明?)

平日の国立劇場小劇場は中高年でいっぱい(笑)

平日だったので早めに仕事を切り上げて、一路、永田町へ。

改札を出て、国立劇場へ向かいます。

途中、こんなポスター見るとワクワク胸が高まりますな〜。

それにしても、陽が短いですね〜。あ、もうすぐ冬至か(笑)

永田町駅から歩いて数分で到着。あっという間。

国立劇場、正面。いや〜、でかい。エラそう立派な建物だね〜。

でも、文楽はこちら。小劇場のほうです。右側のちっちゃな入り口から入ります。

ちなみに、大劇場のほうは歌舞伎なんかを上演するところね。

開演20分前くらい。ロビーはけっこうな人、人、人…。やっぱり中高年が多いかな。文楽だし…(笑)

ロビーの片隅で募金活動をしてる桐竹勘十郎を発見。おお〜本物だ〜〜〜〜!!

平家物語をベースにした「一谷嫩軍記」

あ、そう、そう。今回観る演目は「一谷嫩軍記」。「いちのたにふたばぐんき」と読みます。

源平の戦いで、源氏方の熊谷直実が、平家の公達・平敦盛を討ち、その後出家─。そう、平家物語で有名な「敦盛最期」の場面ね。これをベースにした物語。

この公演では、陣門の段、須磨浦の段、組討の段、熊谷桜の段、熊谷陣屋の段が上演されます。

ロビーに貼られた予定時間表。夕方5時から夜8時34分まで。じつに3時間半の長丁場。腰痛持ちにはツラいかも〜(笑)

上演中は撮影禁止なので画像はありませんが、素晴らしかったですよ。

以前は、人形の動きから何かを読み取ろうとか、太夫(たゆう、とよみます。語り&歌い手さんのことね)の表現がどうのとか、難しく考えて、あげくに疲れてしまう、というしょーもない鑑賞の仕方しかできなかったのですが、フツーにリラックスして観ると文楽ってめっちゃくちゃ楽しいですよ。

言葉は文語調だけど、国立劇場では舞台の上に字幕も出るし、あらかじめストーリを簡単に予習しておけば、全然オッケー。学生時代に歴史と古文は赤点だったオイラみたいなド素人でも目一杯楽しめちゃいます

とくに太夫の声はスゴイです。すべての人に一聴の価値ありです。この迫力を知らないまま人生終えちゃうのはもったいないくらい…(笑)

最後の熊谷陣屋の段で、直実が義経に迫る場面では、泣いちゃいましたよ。ホントに…。

プログラムを買うと床本(台本)が付いてきます

記念?の公演プログラム。700円くらいだったかな?

キャスティング一覧。相撲の番付表みたい(笑)

見どころやあらすじ、出演する演者が載ってます。

プログラムを買うと「床本」といって、セリフが逐一書かれた冊子が付いてきます。これを膝に置いて鑑賞するのもアリ。

公演後、余韻が残っているうちに、読み返してみるのも、二度楽しいかも、ですね。

文楽に興味を持って最初に読んだオススメ本

なんか初めはとっつきづらいイメージのある文楽かもしれないですが、オイラはこんな本を読んで文楽が好きになりました。

『文楽手帳』
公演頻度の高い文楽の53演目のあらすじや見どころポイントが載ってます。文庫なので手軽なのもGOOD。

『あやつられ文楽鑑賞』
正攻法な入門書じゃないけど、…というか、文楽エッセイ集みたいな本。こっちのほうが敷居が低いかも(笑)

というわけで、師走の文楽鑑賞のお話でございました。

それでは、またね〜〜!

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