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有名になりたい? 無名のままでいい? 渡辺京二著『無名の人生』

投稿日:2019年1月26日 更新日:

ちょっと疲れたり、自分を振り返ってみたいときに読みたい本、渡辺京二の『無名の人生』。著者は人文学系の名著『逝きし世の面影』で有名な人。

「自己顕示」という見せびらかすための人生

タイトルの通り、無名のままの人生、他人に見せびらかすための人生でなく、自分をあるがままに生きることについて書かれています。

周囲を見渡せば皆が自己実現とか、個性とか、自分探し、といった「自己顕示」に汲々とした「見せびらかし」の社会。こういうの、かつては富裕層に見られた現象だったけど、今では大衆までが自己顕示を競い合っている。

だけどね…、出世したり成功しなくても自分のあるがままに人生を送ることができればいいんだよ、と語りかけてくれます。

だいたい、誰もが出世して成功しちゃったら世の中は有名人ばかり。無名の人がいなくなっちゃう(笑)

有名になりたい? 平凡で無名の人生で充分じゃん

そもそも「才能」なんて誰もにあるわけじゃないし、「個性尊重」なんて欺瞞だと。

人間なんて大差のない存在だけど、一人ひとりの存在はそれ自体で肯定されているんだし、平凡で無名の人生は、自己顕示競争の人生よりも、むしろ自分が人生の主となりえるんだよ、と。

仕事柄「意識が高い」系の中小企業の経営者さん達とお付き合いさせていただいてる中で、気が張って疲れちゃったときにフッと気持ちを楽にしてくれる(ヒミツの)一冊のご紹介でした〜。

まあ、弊社のようなデザイン制作業なんていうのは社会の裏方仕事(←裏稼業じゃないよ!)ですし、企業活動を縁の下から支えるのが役割だと思っているわけでして、地味にこれからも頑張ってまいりますので、皆さんどうぞご贔屓によろしくお願いいたしま〜す!

それでは、またね!

渡辺京二の本。『女子学生、渡辺京二に会いに行く』ほかオススメ本

こちらも読みやすくておすすめ。当たり前ですけど、ここに出てくる女子学生、皆んなすっごく頭良くて真面目です(笑)。

こちらは言わずと知れた名著。江戸〜明治期の人々の暮らしを当時の外国人の視点で綴った本。挿絵も素敵です。一家に一冊!(笑)。

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